韓国映画「母なる証明」映画のあらすじ
知的障害を持つ息子と暮らす母は、漢方薬のお店で働いています。
いつもトジュンは、不良少年のジンテと共に街へ繰り出しては、何か事件を起こします。
トジュンのことが心配で仕方がない母。そんな母の気持ちには気づかないトジュン。
ある日、街でお酒を飲んだ帰り道、女子高生に声を掛けます。
ところが、その女子高生に石を投げられ、怯えて家へ帰ったのです。
ところが翌日、その女子高生が、死体で発見されたのです。
そして、トジュンは警察に逮捕されてしまいます。そんなはずはないと、息子の無実を
はらそうとする母。有名な弁護士に依頼しようとするが、トジュンの様子を見て断られてし
まいます。警察に行っても取り合ってもらえず、自分で無実であることを証明しようとし
ます。そして母は・・・・
この結末が気になる人は👇
韓国映画「母なる証明」映画のキャスト
監督
ポン・ジュノ
脚本
パク・ウンギョ
ポン・ジュノ
出演
母:キム・ヘジャ
トジュン:ウォンビン
韓国映画「母なる証明」映画の韓国での人気
韓国公開は2009年です。
観客の8割は男性。
韓国映画「母なる証明」映画の口コミ
・母の愛情の深さを狂気で表したところがよかった
・息子の無実を証明するはずが、逆に苦しむことになった
・派手さはないが渋い作品
韓国映画「母なる証明」この映画はこんな人におすすめ
最後がモヤモヤするミステリー要素があるストーリーが好きな人におすすめです。
ウォンビンの演技が最高です。ウォンビンファンの方におすすめです。
韓国映画「母なる証明」まとめ
「パラサイト~半地下の家族」でも話題になった、韓国のポン・ジュノ監督の作品です。
「母なる証明」の中では、母親の子供を思う気持ちが、いつからか、狂気を帯びてきて
不思議な恐怖を感じるようになっていきます。
この映画の中で母親役を演じた女優、キム・ヘジャさんの演技は鳥肌が立つほどです。
母親の息子を思う愛情のその先には、人を殺してしまうほどの狂気がありました。
息子が逮捕された事件の、真犯人が逮捕され、その犯人に面会に訪れた母親が、その真犯に
「お母さんはいないの?」と尋ね、号泣します。この涙は、その真犯人に母親がいないこと
を不憫に思って泣いているようでいて、実はこれで息子が釈放されるという安堵の涙だった
のかもしれません。人の心の中にいる恐ろしい悪魔を見ているようなシーンでした。
そして、知的障害がある息子を演じたウォンビンも、本当に知的障害があるのか、もしかし
たら、知的障害ではないんじゃないかと思わせるようなシーンが何回もあります。
結局、本当の犯人んは誰だったのか、母の殺人に息子は気づいているのか、本当に息子は知
的障害があるのか、全てはっきり、分からないまま物語は終わってしまいます。
見終わった後は心の中にモヤモヤしたものが残ります。
というか、モヤモヤだらけです。
このモヤモヤをぜひ感じて見てください。