ソチョン(西村)の街をふらふらとお散歩してみました。
韓国の詩人や画家といった近代の歴史に触れることが出来ました。
そして今回は、さらにもっと古い歴史に触れることが出来る
国立故宮博物館に行ってきました。
国立古宮博物館
国立古宮博物館では、朝鮮王朝・大韓帝国500年の歴史を学ぶことが出来る博物館です。
この古宮博物館では、王室に関する文化遺産を鑑賞することが出来ます。
韓国ドラマや韓国映画で、朝鮮王朝が好き。韓国の歴史が好きという方には特におすすめです。
国立古宮博物館の建物は、地上2階地下1階の構造で建てられています。
大きな建物で、展示品はかなり余裕をもって展示してあるので、美術館内は
比較的、ゆっくり鑑賞することができます。
こちら、国立古宮博物館への入館料は無料ですから、何度でも鑑賞することもできます。
観覧時間は10:00~18:00までで、閉館1時間前まで入館することが出来ます。
そして、時間によって、日本語の開設を聴きながら見学することもできます。
時間:月~木:10:00/15:00・金~日:10:00
この日本語でのガイドも無料で事前予約も不要です。
ガイドを受けたい時は、ガイド開始時間の10分前に2階デスクに行くと、無料でガイドを受けることができます。
※ガイド中止の場合もあるので、入館後2Fで確認することをおすすめします。
また、1000₩で音声ガイドの貸し出しも行っています。
王朝文化を、日本語で、自分のペースで開設をしてもらえるので時間をかけてゆっくりじっくり鑑賞したい方は、こちらがおすすめです。
こちらも2階のデスクで申請します。
国立古宮博物館2F
2Fに4つある展示室のご紹介です。

国立古宮博物館
パンフレットより
1:朝鮮王朝の国王
朝鮮王室、特に国王に関する展示室です。
ユネスコ世界記録遺産に登録されている太祖金宝も見ることが出来ます。
この太祖金宝は、王室の印です。
金の亀の形をしたつまみが印象的です。

国立古宮博物館
パンフレットより
2:朝鮮王朝の王宮
ここでは王朝の親族がどのような場所で生活していたのかを見学することができます。
キョンボックン(景福宮)・チャントックン(昌徳宮)・キョンヒグン(慶熙宮)・
トクスグン(徳寿宮)の建物の構造や、古宮の内部の装飾物などの見学ができます。
3:王室の生活
王室の生活に使用された家具や身の回りの物を見学することができます。
4:企画展示室
国立古宮博物館1F
1Fに3つある展示室のご紹介です。

国立古宮博物館
パンフレットより
1:大韓帝国
高宗によって建国された大韓帝国に関するものを見学することができます。
高宗は、韓国ドラマにもよく出てくる韓国王朝26代国王です。
のちに大韓帝国初代帝王になります。
この高宗のお妃さまも韓国ドラマによく登場する、閔妃(ミンビ)、明成皇后
(ミョンソンファンフ)です。

国立古宮博物館
パンフレットより
1Fの真ん中には、純宗(スンジョン)が使用した、全世界に20台しかない
キャデラックリムジンが展示してあります。
純宗(スンジョン)は朝鮮王朝の27代目で、大韓帝国2代皇帝です。
純宗(スンジョン)には、子供はおらず、皇太子となったのは、純宗(スンジョン)の
弟にあたる李垠(イ・ウン)でした。
李垠(イ・ウン)は、日本でも以前ドラマになったかと思います。
大韓帝国最後の皇帝で、日本の皇室梨本宮家万子様がお妃さまだったことで日本でもよく知られています。
3:企画展示室
4:企画展示室
国立古宮博物館地下1F
地下1階には5つある展示室のご紹介です。
1:宮廷書画
朝鮮王朝の王室で書かれた書画を鑑賞できます。

国立古宮博物館
パンフレットより
2:王室礼儀
朝鮮王朝は中国よりもさらに儒教の教えが根付いた国です。
儒教の5礼を中心とした国造りをした朝鮮王朝の様子を見学することができます。

国立古宮博物館
パンフレットより
3:科学文化
朝鮮王朝の科学の歴史を見学できます。
日時計や天文観測機、復元された自動水時計なども展示してあります。
国立古宮博物館で学ぶ
国立古宮博物館では、朝鮮王朝について学習するプログラムが準備されています。
小学生から大人まで、有料・無料はありますが、HPからの申請で受講することができます。
韓国在住ではない、私たちにも学習できる資料のダウンロードや無料のビデオ講座が
設けてあります。
もちろん、日本語翻訳はついていませんが、日本にいながら韓国の歴史と韓国語の
両方を独学で勉強ができるよい機会になります。
国立古宮博物館まとめ
国立古宮博物館は、ソウルを観光するときのアクセスもよく、朝鮮王朝の調度品など
を見学できる博物館です。
わたしは、最近、韓国の歴史に興味があるので展示品を見ながら、韓国王朝、第何代が誰の時代で・・
という初歩から学んでみたいと思いました。
朝鮮王朝の女性の服装などの展示もあったのですが、見ながら沖縄の紅型と柄や色彩など、どこか
似ているような気がします。
っそして韓国の古宮には、ヘテ(해태)という、日本の狛犬の起源ともいわれている、中国の伝説の動物が対で
置かれています。これも沖縄のシーサーのような顔をしていて何ともかわいいのです。
同じアジアの国では、同じような物が少しずつ名前と姿を変えて受け継がれているのだな・・と感じ・・
結局その起源はどこなんだろう・・
ますます気になることが増えていく古宮博物館でした。
※参考にしたサイトまとめ
国立古宮博物館HP
太祖:wikipedia
高宗:wikipedia
純宗:wikipedia
閔妃:wikipedia
国立古宮博物館情報
住所:12 Hyoja-ro, Cheongun-dong, Jongno-gu, Seoul
アクセス:地下鉄3号線キョンボックン(景福宮)駅5番出口
地下鉄5号線カンファムン(光化門)駅2番出口
バスについても詳しくはHPをご覧ください。